左手と右手の指使いを覚えようとすると、なかなか手ごわい。
YouTubeで小節を小さく区切ってブロックごとにゆっくりと左手、右手とばらして弾いていくと、だんだんと出来るようになるという動画を見つけた。
で、確かにだんだんと出来るようになってきた。
でもサボっていると、元の木阿弥。
少しでもいいから、毎日練習するしかないようだ。
教則本のエクササイズに、左手がファとド、右手はラとミから始まり、低い方へ1音ずつ2分音符で進んでいくという入門編がある。
最後は左手がドとソ、右手はミとシまで、白鍵4つ=4度分の移動だ。
この4音が重なった響きが、何とも美しい。
ギターしかやってこなかった僕には、とても新鮮な響きだった。
ピアノの音色自体も美しいのだが、実はこの和音というものが奥深い。
和音には倍音が含まれていて、それが合わさると、何とも言えない恍惚的な状態になるらしい。
中世・ルネサンス音楽(教会音楽)の権威、皆川達夫さんが以前テレビ番組で言っていたのを見て、なるほどなと思ったことがある。
コーラスをすると、上の方から何かが降りてくるというようなことを言っていた。
それが倍音の正体らしい。
さて、1曲弾けるようになるのはいつの日やら。
道のりは長い。